数年ぶりに

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クリスマス・ツリーを出しました。
何年も、ずっと物置にしまってあったので、カビが生えていないか・・・
と、心配していたのですが、無事でした。

実は、うちのツリーやオーナメントは、ちょっと自慢の品なのです。

もう10年近く前、まだ勤め人だったころ、激務だった本庁から出先勤務になって
9時-5時の絵に描いたような、優雅な公務員ライフを満喫していた時期がありました。
その時、「ドイツのクリスマス市を回るツアー」というのに参加して
ローテンブルグという街の、クリスマス専門ショップで買ってきたものなのです。

一つ一つ、手作業で彩色され、ラメがほどこされた、ハンドメイドの温かみがある品。
ワレモノなので、全部、手荷物にして、大事に持って帰ってきました。
移動のたびに、ツリーの入った大きな箱と、オーナメントが入った箱をいくつも抱え、
同じツアーに参加した人や、ガイドさんから
「ずいぶん、また、買い込みましたね~」と、あきれられましたっけ・・・。

最近は、日本でもいろいろな種類のツリー、オーナメントが手に入るようになりました。
でも、中国やアジアで大量に作られた、消耗品扱いのものが多いように思います。
パッと見は華やかで、ゴージャスでも、しみじみ眺めてみると、色が安っぽかったり
作りが甘くて、1~2年で壊れてしまったり・・・。

ヨーロッパの家庭では、毎年、少しずつ、本当に好きなものを揃えていく、と聞きます。
モノがあふれていると言われる時代ですが、気に入るもの、惚れこめるものは
そうそう、ありません。

だからこそ、そういうものを見つけたら、大切にしていきたいし、
自分も、そう思っていただけるような作品を作っていきたいと思います。


考えてみたら、この仕事を始めてから、ツリーを飾ったのは、
初めてかもしれません。
ガラスは「夏」というイメージだと思うのですが、
実は、アルペンローゼは、クリスマス前が一番の繁忙期なのです。

これから、約3週間、長丁場ですが、風邪を引かずに、
心が温かくなるような作品をお届けできるよう、頑張ります。

 ↓この人も、密かにX'masモードです♪
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# by glass-alpenrose | 2005-12-04 22:46 | diary | Comments(0)

ルナ子のアトリエ訪問

先日、ルナ子がアトリエに遊びに来ました。
(姉たちに、無理やり、連れてこられました?!)

玄関を入るまでは、「知らないおうちに、勝手に入っていいの?」と遠慮がちでしたが、
姉と私の匂いが、そこここについているので、安心したのか、
次第に、わが家にいるかのように、歩き回るようになりました。

でも基本的には、内弁慶で、場所見知りなルナ子。
シッポは、ずっと下がったまんまです。

1階のクリニックは、なんとか探検、完了。
しかし、2階以上は、好物のチーズで釣っても、上がろうともしません。
アトリエは3階・・・。でも、何としても、連れて行きたい。
仕方ないので、14㎏超の巨柴を抱っこして、上がりましたとも・・・(^_^;)

苦労して、上がったものの、ルナ子は早く帰りたくてソワソワ。
危険物(←ガラス、機械)があるところで動き回るので、こっちも、気が気じゃありません。

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 由紀子姉は、毎日、ここでお仕事してるのね



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 ルナ子をモデルにした作品は、ないの?


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←ブラスター&集塵ボックスです。

今のところ、手彫り(グラスリッツェン)の仕事が多いので、
一番上の写真のテーブルで作業していることが多いのですが、
サンドブラストの作品は、この機械で彫っています。
鉄の大きな塊が、ルナ子には怖かったようで、これ以上、近づきませんでした。
あくまでも、内弁慶で、気が小さい娘です。

この後、何回か、お散歩の時に遊びに来たのですが、抱っこ嫌いのルナ子。
懲りたのか、アトリエ(3階)には来てくれません(泣)
看板犬デビューは、無理みたいですね・・・。

# by glass-alpenrose | 2005-11-30 22:34 | shibainu | Comments(0)

やっと更新

営業再開したものの、ずっと更新していなかったアルペン本館の
オンラインショップ、やっと新作をアップしました。

新作・・・といっても、HPに出していなかっただけで、
夏のGlassワタベさんでの展示会に来てくださった方、
武蔵小山の旧・ショップには、お目見えしていたんですけど・・。

この時期にイルカとペンギンなんて、季節感、まったくゼロですよね(汗)。
でも、水族館フリークの作者的には、どちらも、かなり気に入っている作品なので、
オールシーズンの定番扱いにしました。

2つとも海のイメージなので、【ルリ色】と【ライトブルー】の色被せグラスを使いましたが、
実は、この色は両方とも、とても彫刻が難しいのです。

【ルリ色】は、同じメーカーの同じ色でも、被せてあるガラスの厚さがまちまち。
しかも見分けがつきにくいので、彫り始めてから、
「あ・・・。意外と厚かった(or 薄かった)」ということもありますし
ほんの1秒長く、砂をかけすぎると、ポッカリ抜けてしまったりするので、
こういう「ぼかし」を多用するデザインにすると、難易度が急激に上がります。

【ライトブルー】やピンク、ライトグリーンなど、被せてあるガラスの色が薄いものは、
彫ったところと、彫っていないところの差が見えづらいので、
やはり、美しいグラデーションを出すのは難しいのです。
(老眼が始まったら、この系統の色は彫れなくなるかも・・・(>_<)

とても手間がかかりますし、失敗しやすいので気も遣うのですが、
可愛く出来上がっていくイルカ君やペンギン君たちを
見ていると、作っている私自身も、にっこりしてしまう・・・。
そんな、楽しんで作ったグラスたちです。


新しい工房に引っ越してから、精神的に楽になったのか、制作がノッています。
デザインを考えたり、どういう彫り方にするか考えたり、
新しい技法を試してみたり。
今月は、バラを彫るのに凝っています。
毎日、彫るのが楽しくて、楽しくて・・・。

ここ何年か、忘れかけていたワクワク感です。

そのおかげで、すっかりパソコン作業は、そっちのけになってしまってます。

# by glass-alpenrose | 2005-11-21 22:12 | glass | Comments(0)

営業再開しました

1ヶ月以上もの長い間、お休みをいただきまして、ありがとうございました。
まだ、完全に制作ペースがつかめていないのですが、
本日より、ご注文受付を再開いたしました。

明日から、レッスンも再開です。
片付け、何とか間に合って、よかった・・・。

当初、荷ほどきには、そんなに時間はかからないだろう・・・と予想していたのですが、
ところが、どっこい・・・結局、先週いっぱい、かかってしまいました。
動線や、使う頻度などを考えつつ、収納していくのって、
意外と、時間がかかるんですよね。

そして何よりも、時間がかかってしまった原因は、物の多さです。

素材の在庫はもちろん、ディスプレイ用品、ラッピング用品などなど・・・。
こんなに増殖していたとは・・・。
前より、2畳くらい狭くなった分、アトリエのスペースだけでは入りきらず、
結局、共有部分に入れさせてもらうことになりました(^_^;)
(新しいアトリエは、姉のクリニックに同居(?)させてもらっているのです)

これからは、モノは、なるべく増やさず、
今ある素材たちも、素材のままで眠らせておかず、
お客様のもとで可愛がっていただけるように、作品に仕立てあげていかなくては・・・と
あらためて、決心しました。

【追伸】
 早速、ご注文をいただいた東京都のY・W様、ありがとうございます。
 遅くなってしまうかもしれませんが、夜、ご注文確認メールを差し上げます。

# by glass-alpenrose | 2005-10-21 22:10 | diary | Comments(0)

ひと区切り

工房の引越、昨日、荷物を運び出し、今日、鍵を返してきました。
これで、なんとか、ひと区切りです。

ワンルームマンションほどの広さしかないのに、
重い機械はあるわ、ほとんどワレモノばかり、50箱以上もあるわ、
おまけに運び込む先は、エレベーターなし、狭い階段の3階だわ、で、
まったく引越し屋さん泣かせの引越でした。

でも、担当してくれた人たちも、とても丁寧で慎重な仕事ぶりで、
安心して、お任せできました。
お値段もリーズナブルで、本当に、これでいいんでしょうか?というくらい。
口コミ、紹介で利用する人が多いそうなのですが、「確かに・・・。」という感じです。

ファミリア引越サービス

↑↑ リンクをはっておきます。
リベートをもらっているわけでも、流行りのアフィリエイトでもないので、
ご興味のある方は、安心してクリックしてください(笑)

昨日は、感傷に浸る間もなく、工房をあとにしたので、
今日、鍵を返しに行きがてら、掃除をして、しみじみと眺めました。
あらためて見回してみると、何もなくなって、がらん、とした工房。
こんなに、広かったのかな・・・という感じです。

一応、前日にも掃除したのですが、荷物をどかしてみると
サンドブラストの砂のせいで、部屋中、なんとなく、白っぽく、
ザラザラしているのが気になり、ぞうきんがけをすることに。

「ぞうきんがけ」みたいな単純作業って、不思議と瞑想状態になるんですよね。
黙々と手を動かしながら、この2年間を振り返りました。


もともと、自分の行動圏内ではなく、まったく縁もなかった武蔵小山ですが、
下町らしい、あたたかい人情あふれる街でした。

特に、お隣に住んでおられる大家さんには、地元のお祭りの時に
お手製のお赤飯や、ちらしずしの差し入れをいただいたり、
荷物を預かっていただいたり、素敵にガーデニングをしていただり、
本当に、言葉では言い表せないくらい、お世話になりました。

シャッターを降ろし、最後に、ごあいさつに伺ったら、ご主人が
「これで、お別れになっちゃうのかねぇ?
 また、いつでも遊びに来てくださいよね」
と言ってくださって・・・。
真昼間だというのに、思わず、うるうるしてしまいました。

地元の商工会や、地域の集まりなどには、ほとんど関わらなかったので
決して、濃い「武蔵小山ライフ」ではありませんでしたが、
玄関マットのレンタルをお願いしていた、ダスキンさん、
荷物の集配をお願いしていた、クロネコヤマトのドライバーさんたち、
皆さん、いい人ばかりで、とても親切にしていただきましたし、

本当に、「人」に恵まれた、2年間でした。

辛かったことも、うれしかったことも含めて、ここでの経験は、
これからの人生において、忘れられないものとなることと思います。

新しい工房は、住み慣れた「地元」なので、目新しいことは、正直、
あまりないのですが、その分、馴染みの深い場所。
落ち着いて、ゆったり制作に取り組めると思います。
その「ゆとり」が、作品にもあらわれるとよいのですが・・・・。

乞う、ご期待くださいませ・・・。

# by glass-alpenrose | 2005-09-29 01:31 | diary | Comments(0)