これで、なんとか、ひと区切りです。
ワンルームマンションほどの広さしかないのに、
重い機械はあるわ、ほとんどワレモノばかり、50箱以上もあるわ、
おまけに運び込む先は、エレベーターなし、狭い階段の3階だわ、で、
まったく引越し屋さん泣かせの引越でした。
でも、担当してくれた人たちも、とても丁寧で慎重な仕事ぶりで、
安心して、お任せできました。
お値段もリーズナブルで、本当に、これでいいんでしょうか?というくらい。
口コミ、紹介で利用する人が多いそうなのですが、「確かに・・・。」という感じです。
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昨日は、感傷に浸る間もなく、工房をあとにしたので、
今日、鍵を返しに行きがてら、掃除をして、しみじみと眺めました。
あらためて見回してみると、何もなくなって、がらん、とした工房。
こんなに、広かったのかな・・・という感じです。
一応、前日にも掃除したのですが、荷物をどかしてみると
サンドブラストの砂のせいで、部屋中、なんとなく、白っぽく、
ザラザラしているのが気になり、ぞうきんがけをすることに。
「ぞうきんがけ」みたいな単純作業って、不思議と瞑想状態になるんですよね。
黙々と手を動かしながら、この2年間を振り返りました。
もともと、自分の行動圏内ではなく、まったく縁もなかった武蔵小山ですが、
下町らしい、あたたかい人情あふれる街でした。
特に、お隣に住んでおられる大家さんには、地元のお祭りの時に
お手製のお赤飯や、ちらしずしの差し入れをいただいたり、
荷物を預かっていただいたり、素敵にガーデニングをしていただり、
本当に、言葉では言い表せないくらい、お世話になりました。
シャッターを降ろし、最後に、ごあいさつに伺ったら、ご主人が
「これで、お別れになっちゃうのかねぇ?
また、いつでも遊びに来てくださいよね」
と言ってくださって・・・。
真昼間だというのに、思わず、うるうるしてしまいました。
地元の商工会や、地域の集まりなどには、ほとんど関わらなかったので
決して、濃い「武蔵小山ライフ」ではありませんでしたが、
玄関マットのレンタルをお願いしていた、ダスキンさん、
荷物の集配をお願いしていた、クロネコヤマトのドライバーさんたち、
皆さん、いい人ばかりで、とても親切にしていただきましたし、
本当に、「人」に恵まれた、2年間でした。
辛かったことも、うれしかったことも含めて、ここでの経験は、
これからの人生において、忘れられないものとなることと思います。
新しい工房は、住み慣れた「地元」なので、目新しいことは、正直、
あまりないのですが、その分、馴染みの深い場所。
落ち着いて、ゆったり制作に取り組めると思います。
その「ゆとり」が、作品にもあらわれるとよいのですが・・・・。
乞う、ご期待くださいませ・・・。
▲ by glass-alpenrose | 2005-09-29 01:31 | diary | Comments(0)