数年ぶりに
2005年 12月 04日

クリスマス・ツリーを出しました。
何年も、ずっと物置にしまってあったので、カビが生えていないか・・・
と、心配していたのですが、無事でした。
実は、うちのツリーやオーナメントは、ちょっと自慢の品なのです。
もう10年近く前、まだ勤め人だったころ、激務だった本庁から出先勤務になって
9時-5時の絵に描いたような、優雅な公務員ライフを満喫していた時期がありました。
その時、「ドイツのクリスマス市を回るツアー」というのに参加して
ローテンブルグという街の、クリスマス専門ショップで買ってきたものなのです。
一つ一つ、手作業で彩色され、ラメがほどこされた、ハンドメイドの温かみがある品。
ワレモノなので、全部、手荷物にして、大事に持って帰ってきました。
移動のたびに、ツリーの入った大きな箱と、オーナメントが入った箱をいくつも抱え、
同じツアーに参加した人や、ガイドさんから
「ずいぶん、また、買い込みましたね~」と、あきれられましたっけ・・・。
最近は、日本でもいろいろな種類のツリー、オーナメントが手に入るようになりました。
でも、中国やアジアで大量に作られた、消耗品扱いのものが多いように思います。
パッと見は華やかで、ゴージャスでも、しみじみ眺めてみると、色が安っぽかったり
作りが甘くて、1~2年で壊れてしまったり・・・。
ヨーロッパの家庭では、毎年、少しずつ、本当に好きなものを揃えていく、と聞きます。
モノがあふれていると言われる時代ですが、気に入るもの、惚れこめるものは
そうそう、ありません。
だからこそ、そういうものを見つけたら、大切にしていきたいし、
自分も、そう思っていただけるような作品を作っていきたいと思います。
考えてみたら、この仕事を始めてから、ツリーを飾ったのは、
初めてかもしれません。
ガラスは「夏」というイメージだと思うのですが、
実は、アルペンローゼは、クリスマス前が一番の繁忙期なのです。
これから、約3週間、長丁場ですが、風邪を引かずに、
心が温かくなるような作品をお届けできるよう、頑張ります。
↓この人も、密かにX'masモードです♪

by glass-alpenrose
| 2005-12-04 22:46
| diary