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デザイン脳

こういう仕事をしていると、感覚的に(右脳的)にものごとを考えているように
思われがちなのですが、私の場合、デザインをおこすのは、
非常に左脳的な作業になります。

まず彫りたいモチーフ(題材)を決めて、素材を選びます。
透きにするか被せにするか・・・。どのくらい手(制作時間)をかけられるのか。
その結果、いくらくらいでお客様にお渡しできるのか?
絵と空間のバランスはどうか。
手に持ったときは、どう見えるのか・・・?テーブルに置いたときは?

そんなことを総合的に考えながら、デザインを決めていきます。
デザインする・・・というより、「設計する」に近いかもしれません。
だいたい、そういった感じで極めて理性的に作品を作り上げていくのですが、
先日、ちょっと、珍しい体験をしました。

日曜日に、横浜で行われた「東儀+BAO」(←雅楽師・東儀秀樹さんのユニット)の
コンサートに出かけたのですが、天から降り注ぐような笙の響き、
二胡、中国琵琶などのゆったりした音色に聞き惚れているうちに、
ふと、グラスのデザインが【落ちてきた】のです。

「いいデザイン、浮かばないかな・・・・」とか、考えていたわけではなく、
本当に、唐突に突然。
キラキラ光りながら、天上から天使の羽根が舞い降りてくるイメージが・・・。

天使の羽根は、こだわっているモチーフ(題材)のひとつでもあるのですが、
技術的な難易度、どれだけの手間がかかるのか、
売れる、売れないとかには関係なく、
「こういうグラスを作ってみたい!!」
と、強い衝動を感じました。
典型的な「左脳派人間」である私にとっては、初めてと言っていいくらい珍しいことです。

コンサートの後、友人と食事をしたのですが、
せっかく落ちてきたイメージを新鮮なうちに書き留めたくて、
「早く、一人になりたいな~」 という衝動が抑えきれず、うずうず・・・。
でも、おしゃべりして、コンサートの余韻も楽しみたかったので、
化粧室に立ったときに、しっかりメモしました(^_-)-☆

8月の松坂屋のイベントに向けて、犬のデザインも考えなくちゃいけないんですけど、
今日は、どうしても浮かんだデザインを形にしてみたくて・・・。
普段、自宅で使っているシャンパングラスに彫ってみました。

心のおもむくままに彫りたかったので、マスキングシートを貼ったグラスに
直接、マジックでデザインを描いてカットしました。
売るつもりもなく、勢いだけで作ったものなので、カットの線は曲がっているし、
丸もゆがんでいたりしますが、イメージどおりの作品に仕上がりました。

スマートメディアを工房に置いてきてしまったので、
作品の写真は明日にでもアップしますね。
今日はこのグラスで美味しくシャンパン…ではなく、スパークリングワインをいただきました♪
by glass-alpenrose | 2007-06-26 01:21 | glass

柴犬・黒柴モチーフのガラス工芸品、手描きのうつわなどの柴犬グッズ、ペットの写真からオーダーメイド制作する【ガラスのペット肖像画】を制作しています。


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